雑記

 南部アフリカにも春がやって来ましたよ。日中天気がよいと暑いくらいです。
 もともと科学や現代医学を否定する人は一定数存在していて、そうした人がたまたま自分の患者として病院にやって来るといろいろと面倒なことになっていたわけですが、実際に病気になり、医療にアクセスするという状況下においてのみ衝突が発生していたところ、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的流行において、自分自身が罹患しているかどうかに関わらず、ほぼすべての人が、長期間何らかの制限を課される事態に直面してしまったことで、ご存知のとおりあれやこれやと大衝突がおきているわけです。
 私自身は、そもそも異なる意見をきく気がない人はまあ仕方がないから適当にあしらっておけばいいよね、という考えに至っているので、どうしても面前にいて、なんらかの対処をしなくてはならないような状況でない限りは、わざわざ遠方から喧嘩を売りに行こうとも思わないんですが、そうも言っていられない立場の方も多いでしょうし、あまりにも社会に影響の大きすぎる「非科学的」な言説にはそれなりに釘を刺しておく必要があることには特に異論はありません。ただ、自身の主張がどんなに正しいとしても、ヒートアップしすぎて口汚く罵るようなものになっていると、「啓蒙」という意味では完全に逆効果なので自制して欲しい、というのは以前から何度も言ってきたことではあります。