「立法ブームとワタシ」-0152-

 6月6日です。UFOがあっちいってこっちいって落っこちて、お池がふたつできるのです。元ネタが分かる人は、間違いなく私と同世代です。お空に三日月はのぼってますか?

 ガイドライン法案に、有事法案、盗聴法案もとい通信傍受法案と、世はまさに立法ブームです。つくったもん勝ちで、支配者の原理ですから、法律ってのも不思議なものです。民主主義の暴力と、間接政治のみせかけの民主主義と。

 そういえば、宗教とか、あるいはヤマギシとかいった問題で、大人は自分の意志だが、子供は自分の意志で入ったのではないから自由を与える必要があるなんていう論議はもっともではあります。しかし、すでに法律なりなんらかの掟の中に生まれてくる子供たちは、家庭なんて枠のみならず、生まれた地域、国、その段階で方向性は定められているわけで、事の善悪だって、自分の将来だって、純粋に自由とは言い難いんですよね。それを言っちゃきりがないんですが。

 子殺しとか幼児虐待の報道は、子供を可愛がらない親はいないなんて原則を覆す現象です。セルフィッシュ・ジーン(利己的な遺伝子)の考えによっても、遺伝子の乗り物に過ぎない自分が、子供にその遺伝子を与えているわけで、子供を後世に残すことが一番の目的であるはずなんですがね。親が常に絶対であるわけじゃないことはいつの日にか気付くものですが、それでも、基本的には「子供のためになることをしたい」という原則のもとに、間違いも多々あれど、子供に接し、子供は親に反発を感じながらも、やはり最終的には、大きな指針であり、絶対である必要があるのではないかと思うのです。私はいい年して、いまだ反発しっぱなしですがね。きっとまだまだ子供なんでしょう。大とかいっても学生だしさ。

 高校時代の友人が、うちから車で10分ほどのところで、新入社員の研修を受けているということだったので、同じ大学の工学部の院にいる、県内にいる数少ない、私の出身高校の友人も呼び寄せて飲みました。一足先に社会人になった彼とは、純粋に4年ぶりに会いました。ネット経由で連絡を取り合った結果、いまになって会う機会を持ったのです。E-mailという手段がなかったら、くだらない近況報告なんていちいちしなかったろうし、こんなときには、インターネットの普及をちょっと喜んでみたりしてます。まあ、携帯電話の普及は、電話が家庭のものではなく、個人のものになったという意味で、電話という手段も手軽にはしていますが。

 そんなわけで、俺のメールとか傍受しやがったら怒るぞ。