一時帰国してます

 一時帰国しております。今月半ばまで日本におりますので、お会いできる方よろしくお願いいたします。
 今の任地での勤務も3年弱となりました。任期についての定めは特にないのですが、現状、おおむね2〜3年程度働くと異動の声がかかることが多いです。本年中には私も恐らく異動することになります。今回の帰国は、その異動を見据えた様々な準備を行うことも目的としております。
 運転免許証の更新をしてきました。本当は来年まで使えるのですが、更新時期にうまく一時帰国できるかどうか不明なので、念の為の期日前更新です。更新の時点から5回めの誕生日を基準に次回の更新が決まるので、基本的に一年損します。海外滞在中に有効期限が切れてしまった場合の救済措置が無いわけでは無いのですが、まあいろいろと面倒なこともあるので期日前更新ができるならしておいたほうが無難と思います。期日前更新を行うのはこれで2回め、パスポートを持っていって、次回更新のタイミングでは日本にいない見込み、と伝えるのみであまり難しいことはありません。
 連休の中日ということで、混雑予想が出ていたものの、割とスムーズに更新手続きを完了しました。都内での更新は過去に新宿(期日前更新)、神田(通常更新)に続いて3回め、今回はじめて(日本の)自宅最寄りの指定警察署で更新してみました。午前中歩いていって、1時間とちょっとで完了。私が帰る頃には、午前中の受付が終了となることもあってか、それなりに混雑して列ができていたので行くタイミングもよかったようです。
 遅ればせながら確定申告を行いました。還付申告なので期限から多少遅れても問題ありません。保険関係の証明書を職場の日本の担当者に送ると年末調整してくれるという仕組みが一応あるのですが、日本の留守宅でそれをうまくさばいてくれる人がいないのと、寄附金控除を受けたいなどの理由もあるので、結局一時帰国時に自分でやってます。納税管理人は一応たてていますが、まあ、万が一の通知などを見落とさないための措置です。
 着る服などは海外で調達してもいいのですが、なんやかんやで日本での調達は価格面や品質面や選択肢の多さの上でとても便利です。ただ、私が重宝していた小田急百貨店新宿店はアパレル全撤退してしまったので不便です。よく使う路線かつ外商カードで割引で買い物ができたので私にとってはかなり便利だったのですが。
 細々した電化製品なども、国にもよりますが海外では選択肢が貧弱だったり日本と比べてかなり高くつくことも多いので、一時帰国時に調達することが多いです。それこそApple製品用のケーブルとか、急速充電器とか、タブレットのフィルムとか、どこでも手に入るだろうと思うようなものが、意外に探すのが面倒なことが多いのです。
 そうした電化製品だったり、持って帰りたい食品などは、思いつくたびにメモに蓄積していて、日本滞在中にチェックリストをつくって忘れないように努めています。最近は虎屋の羊羹、崎陽軒真空パックのシウマイ、マルタイ棒ラーメンアルフォート、カントリーマアムあたりは毎回持ち帰っています。あとは紙パックの黒霧島は持ち帰りやすい日本の酒として重宝しています。
 日本のクレジットカードなどは、日本にいる家族の協力などでなんとか更新カードをうまく受け取ってもらい、海外に持ち帰っています。今は任国銀行のデビットカードも持っているので、普段使いはそれでよいのですが、高額な決済が必要になった場合や、任国外での利用に際し、日本のカードもなんやかんやで必要です。
 日本の銀行口座の管理については、別に違法に維持しようとは思っていないし、税金もしっかり払うつもりなのですが、もともと海外居住者の維持について非常に冷たい対応で、多くの銀行が「基本的に口座を閉じてくれ」と言ってきます。しかしながら、多くの海外駐在邦人は、日本の口座やカードがないといろいろと困るのです。マイナンバーカードのゴリ押しと絡んで、このあたりが年々厳しく、面倒くさくなってきています。将来的には海外在住者にもマイナンバーカード発行を可能とする、ということになっているようですが、これで日本の口座維持などがしやすくなるならよいですが、逆の方向へ進まないことを祈るのみです。このあたりは職場の同僚たちも手探りで対応しているところですが、さすがにこれ以上国の制度がわけのわからないことになるのであれば、職場として責任を持って対応ぶりを整理してもらいたいところです。

最近読んだ本をただ羅列する

 だいぶ前にKindle版購入したものの、なんとなく読み始めるきっかけが無くて放置していたもの。最近の停電とネットワーク回線不良をきっかけに、Kindleに放り込んでおいた本を改めて読み始めることになった。

読み始めたら読み始めたで面白いので、買ってなかったシリーズ3作目も買って読んだ。 次の2冊は、ポイント還元セールみたいな機会に買って読んだ。 ちなみにやはりかなり昔買っていて、何度か読み始めてみるものの、なんとなく読むのが苦痛で途中で止まってしまいがちな本がこれ。なんでだろう、面白いと言って読んでいる人もたくさんいるので、相性の問題なのか…

手荷物

 飛行機の預け荷物や機内持ち込み荷物については、そんなに厳しかった記憶が無い…というのはそもそも海外には年に一度行くか行かないかといった頻度であった時代の記憶に基づくので、たまたま、だった可能性も高い。
 最近は総じて厳しいと思っていたほうがよいのではないか、と思う。たまの一時帰国の際は、サイズと重量ギリギリを攻めながら、いかに日本の食材を効率よく持ち帰るか、という戦いになる。
 というわけで、メジャーとスケールは常に持ち歩いている。

上記は適当なリンクでこれを持ち歩いている、というわけではない。持ち歩きに便利で50kgまで図れるのはいいんだけれども、重いスーツケース吊り下げると腕がプルプルする…。自宅には吊り下げではないスケールも用意しておくといいのかも。

 あと、結局スーツケース自体が重いので、とにかく重量ギリギリたくさん持ち帰りたい時は、軽いかばんを使うしかない。私は以下のような安いボストンバッグを準備している。

これは購入者コメントに「基本のサイズは、チェックインできる荷物の大きさの最大サイズ」との記載があるけれど、バッグ自体の公称サイズ自体は、ほとんどの飛行機のサイズ制限は上回ると思われる。W80 × H55 × D33 cm (三辺合計 168cm)、多くの航空会社は三辺合計158cmを制限にしているので、荷物をパンパンに詰めてしまうとひっかかるかも知れない。多少余裕があれば潰してしまえばなんとでもなるとは思う。見た目はかなり大きく見えるので、チェックイン時にサイズ測定される可能性が高いので、重量の調整なども気をつけておいたほうがよい。ここまで目一杯荷物を持ち運ぶことにこだわらなければ、100Lサイズでもいいかも。いずれもたたむとコンパクトなので、荷物が増える可能性がある場合に持っておくとよいのではないかと思う。ダンボール数箱を一つのバッグに入れて荷物の個数を1個にまとめる、というような使い方もできる。耐久性については値段相応と思われるので、その点はご注意を。 あとはサイズと重量と税関のルールをにらめっこしながら、紙パックの黒霧島とか虎屋の羊羹とかアルフォートとかカントリーマアムとかヨックモックのシガールとか、ふくやの缶明太子とか、崎陽軒のシウマイとか、ペヤングとかを存分に買って帰るわけだが、これはまた気が向いたら別のエントリで。

本は重い

 紙の本が純粋に好きというのもあるし、電子書籍には「使用権」であって「所有権」が得られないことへの不満があるので、状況が許すならばなるべく紙の本を買いたいと思っているのだけれども。本は重いし嵩張るんですよね。一時帰国にあわせて日本でいろいろ本を買い込んでも、結局重くて海外に持って出て来られない、というバカみたいなことを繰り返しています。
 まあなんやかんやで紙で所有している本を電子書籍で買い直す、ということが割とあります。著者を応援することになるならばそれでも良いのでは、と思いつつも、両方定価で購入するには多少の抵抗感もあるので、Kindleセールなどあるとその葛藤が薄れるので非常によいです。
 今日は単行本を所有していながら、最近読み返したい欲が繰り返し出現していたこれをKindle版で買い直しました。

あと紙でもまだ持っていなかったスピンオフ作品も。 海外にいても日本語の本がすぐ読めるというのはやはりありがたいですね。

異動するかも

 今の仕事には、一か所の任地における任期について、明確な決まりは無いのですが、2年から3年くらいすると異動の話が来ることが多いです。異動先についていろいろと声の大きな人もいるようですが、私は基本的に人事は命令だと思っているのでよほど理不尽なことを言われない限り黙って従うことにしており、特に異動先についてあまりあれこれと希望を述べたこともありません。絶対にどこに行きたい、という強い希望が無いから、ということもあるのですが、強いて希望するならば基本的に医療事情の悪い国、開発途上国での勤務を続けたいとは思っています。
 まあただ次の人事は様々な事情によって、先進国へ送り込まれる可能性が高いようで、ちょっと面食らっているところではありますが、今の仕事を長く続けるのであればまあそういうこともあるのでしょう。まだ先の話なので正式に辞令を受け取るまでははっきりしたことはわかりませんが、この人事案が予定通り進んだ場合、赴任する土地の近隣には、古い知り合いがチラホラ住んでいるということに気づきました。彼らには何年も前に日本で会ったのが最後のように思うので、この機会に久しぶりに会えたら嬉しい。先進国への異動というのは希望とは真逆と言えば真逆なのですが、旧友に会えるかもしれないというのは楽しみではあります。

一時帰国した

 年末年始は久しぶりに一時帰国をしていました。お正月を日本で過ごすのは3年ぶり。
 世界のあちこちでロックダウン、国境が閉鎖されまくっている中、予定より1か月半ほど遅れて、臨時便に潜り込んで今の任国にやってきたのが2年半ほど前。海外勤務を始めて以降、年末年始は割と帰国できていたのだけれども、日本の厳しい水際対策とか、不安定なフライト状況などにより、過去2年はアフリカで年を越しました。
 現在は出入国規制はだいぶ緩和されており、ワクチン接種が住んでいればわりといろいろな国へ隔離や検査もなく渡航できるようにはなってきました。まあでも新型コロナウイルス感染が猛威を奮っていた時期の減便や職員解雇の影響を受け、欧州便などは人員が足りなすぎてカオス状態になっていたり、コロナウイルス感染症以前に比べればフライトそのものが減っていること、燃油サーチャージの影響、円安の影響などいろいろあって、以前に比べるとフライトの選択肢も減っているし、価格も高くなりがち。今回、ギリギリになって休暇取得を決定したので、それらに加えてハイシーズン、搭乗間際のチケット手配と、さらに価格を跳ね上げてしまう要素を加え、かなり高めの航空賃を支払うことになりましたが、それでも3年ぶりの日本の年末年始を満喫できたことを思えば、まあよい買い物でした。
 私の親族、特に母方は短命でこの世を去った方々が多く、それを見ているうちに、なんとなく、自分はまずは少なくとも60歳くらいまでは生きたい、というような大雑把な計算をしていて、30歳を過ぎた頃からは人生を折り返したというような意識が芽生え、不惑の年も越えた今は、年に一回の行事などは、人生であと何回体験できるのだろう、などつい数えてしまうようになってしまいました。まあ、あと何年生きるのかは生きてみないとわかりませんが、人生も無限ではなく、チャンスも常にそこにあるわけではないので、やりたいことはできるうちにやっておこう、とは思います。
 任国での生活はまあ今の所平穏ではあるのですが、ここ最近はエネルギー事情が非常に悪化しており、連日長時間停電していたり、治安面でももともと悪い中でさらに悪化傾向があるらしく、それらに注意しながら生活する必要はあります。この国での生活も2年半が経過しており、明確な決まりはないものの、おそらく4年ここで勤務することはないものと思われ、ぼちぼち異動の可能性もでてきます。この地での生活スタートがロックダウン下だったこともあり、行ってみたいところが国内にも周辺国にもまだまだあるので、もちろんきちんと仕事をしつつ、旅行のチャンスも伺っていこうと思います。

久しぶりの海外出張とか

 先日、この国に来てから初めての海外出張にでかけた。しばらく空席のポストに関し、いろいろと積み上がった問題に対処するための要望に応じて、ということだったので、それなりに日程が詰め込まれていてまあまあ忙しかった。間の悪いことに、出張中に任国で急ぎ対応しなければならない案件が突如発生、出張から帰った足で早速支援に出かけた。
 まあ諸々詳しく書けないのがまどろっこしくはあるのだけれど、出張先でも一件、帰ってきてからの緊急事態対応に関連して一件、この種の仕事を始めて以降、おおむね初めてとも言える非常に不愉快な思いを繰り返すことになった。相手も決して得をすることのない反応だと思うのだけれど、まあそういうこともあるよね、という。明確なことを何も書いていないのでわざわざ読んでいただいてもなんのことやらわからないと思うけれど、昔からテキストを書く原動力だった、自分の心のもやもやを言語化することで気持ちを落ち着けるという儀式の一環なのでご容赦いただければ幸い。まあ緊急事態に対しては良い方向へは進んでくれたので安堵はしている。