「AEROPLANE」-0163-

 精神科二日目。やっぱりぎりぎりに起床。レクチャーを受けていると、担当の先生のおだやかな語り口に、心地よくなってきます。目からは青い光線が出ているとか、実は知らず知らずのうちにマインドコントロールを受けているのではないかとか、僕らはいつだって勝手なことを言ってます。

 レクチャーの後、新患外来へ行く前に、仙台で買ってきたお菓子をみんなに配って食べました。お茶も欲しくなったので、外来に移動する前にお茶を買って、病棟と外来棟の間の廊下の椅子でくつろいでいたら、先ほどまでレクチャーをしていた先生が目の前を通り、ちょっと不審そうにこちらを見たので、とっさに、「トイレを待ってます」とか言って、当然のように茶をすすり続けました。こういうとき、私は不思議とあわてません。堂々としていた者勝ちで、勢いで相手を納得させましょう。たかだか5分くらいの休憩ですしね。

 夕方は弓道部へ。途中からだったので、弓は引かずに、1年生指導やら雑談やら。ホントは、指導するよりも自分の射をどうにかしたいところですがね。今年も東医体(東日本医科学生総合体育大会)が待ってます。しかし、鬱陶しい雨ですね。弓道場自体と的をたてる安土にこそ屋根はあれど、矢道は思いっきり雨が降りしきるわけで、下手なところに矢を落としちゃうと、羽根が濡れてしまうのです。南のほうでは鬱陶しい雨なんて言ってられる状態じゃないみたいですね、何だか死者まで出る大変なことになってるとか。

 帰ろうかとも思いましたが、ジャズ研の部室に電気がついているので、ちょっと立ち寄ってみました。ところで、同級生が軽音で、レッチリのAEROPLANEという曲をチョッパーでばしばしベースを叩いていたのですが、それを某後輩のギタリストが、狂ったようにマネしやがるのです。それをいつもきかされているもんだから、今日は私まで、無意識下でAEROPLANEやってました。一応本職はウォーキングベースなのですが、軽音のバンドの同級生のドラムスは、もう紛うことなきロックで、完全にカラダもアタマも切り替えないと、雰囲気がでません。本当は、ファンクっぽいのもやってみたいのですが。

 病院と部活と音楽に時間を潰し、家では寝るだけなので、ちょっと世の中の動きには疎い生活が続いています。日記猿人ってのは、そんな時、ボクにゴシップな話題だけは振りまいてくれます。