近藤誠氏

近藤誠氏には、自分の考えも、いろんな考えのうちの一つという意識を持って欲しいと思います。僕は僕で、自分の考えが唯一絶対とは思いませんが、現時点でのいろんな情報をもとに、おおむね良いと思われる治療を患者さんに説明し、選択してもらっているのです。
僕は抗癌剤も使うし、患者さんに癌と闘ってもらってます。闘わない選択をするひとにはそうしてもらいますけど。
高校生の突っ込み↓
http://blog.livedoor.jp/f_117/archives/12699330.html
http://blog.livedoor.jp/f_117/archives/12771040.html
癌の話ではなくて、インフルエンザと解熱剤、あとは医師国家試験の合格率について、など。
僕は、この高校生の意見におおむね賛成で、加えて言うことは特にありません。ただ彼は近藤誠氏を「教授」と表記していたので、もしや僕の知らない間に出世か、と少し驚きましたが、いろんなソースをあたる限り、氏は今も講師、ですよね。さすがにあれをトップの意見にされるとたまらないでしょう。
インフルエンザ絡みとか医師不足のことで昔書いた文章を追記しておきます。今回の件と直接の関係はないですけど。僕も解熱剤や抗インフルエンザ薬のいらない症例っていうのはたくさんあると思っていますが、全例に不要だとは思いません。