大学院?

恐れていたというか、なんというか、先日医局から、大学院希望調査ってのが送られてきました。
とりあえず、勤務医として、外科医として道をすすむために、バカみたいな話なんですが、医学博士という肩書きが必要になりそうだ、という前提。大きな病院の外科部長というようなポストに、博士号を求められている。部長にならなければいいじゃん、というとそうではなくて、結局、自分の思う医療をしたり、手術をしたりするためには、ヒラのままだとどうにもならない。外科手術って、ひとりじゃできないわけだし。
臨床への大きな不安が、それでもこの時期に大学院に行くことに気がすすまなくて、結果今年は今の病院にいるわけなんだけど、大学院を卒業するのが遅くなれば、かえって臨床に復帰しにくくなるかも知れないという上司の言葉に心揺らいでいる。
状況もちょっと変わって、今年から2年間の卒後研修義務化がはじまったため、今年と来年、医局に新人が入らないので、関連病院に派遣する医者が足らなくなっている。
そういう事情も含めた上で、「医局としては、お前が大学院入らないでくれれば、有効な人材としてどこかに派遣できて助かるけど、まあ、大学院に入るべきだと思うよ」というアドバイスをいろんな大先輩たちに頂く。ちなみに、少し前の気持ちを、久々の「再録」。