高校時代

病棟看護師の歓送迎会でビールを大量に呑んで帰宅。真夜中に高校演劇部時代の友人から電話。地元でたまたま演劇部時代の友人たちが集まっていたらしい。彼ら自体、会うのが十年くらいぶりだとか言ってるので、そんなことないだろ、と指折り数えてみると、確かに今年は高校卒業して10年目だ。
電話をくれた男はずいぶん長い間アメリカの東のほうにいっていたし、他の連中も東京だとかなんだとか、バラバラになったのだ。当時携帯電話とかインターネットなんていうのはまだまだ一般人は使っていなかったので、生活圏がかぶらない人々とはなんとなく疎遠になっていった。でも、それが普通の状態なのかも知れない。
携帯電話とかメールとかで、誰とでもすぐに連絡がとれる状態にあるし、それによって、ほとんど生活で接点がない人々とも「つながっていられる」。僕が今外科医なんていう時間もすむ場所も不規則な仕事をしながら、いろんな友人たちとこまめに連絡をとれるのは、そういうところに頼っているので、それを否定しない。だけど、もちろんそれがすべてでもない。