イグ・ノーベル賞

イグ・ノーベル賞は直訳すると、「愚かなノーベル賞」といった意味あいで、「他の誰もやりそうにない、ユーモアと独自性のある研究や開発」に授与されます。
今年、「5秒ルール」の研究に対して、イグ・ノーベル賞公衆衛生賞が贈られた模様。
http://www.improb.com/ig/ig-pastwinners.html#ig2004
5秒ルールとは、「床に落ちた食べ物でも5秒以内ならきれいなので食べられる」という、よく知られているけれど根拠のないルールのことです。ジリアン・クラークという高校生が研究を報告しました。
「読冊日記」の2003.9.7.より引用
http://homepage3.nifty.com/kazano/200309a.html#07_t2

彼女によれば、5秒ルールの誕生はジンギスカンの時代にまでさかのぼる! ジンギスカンは、床に食物を落としてどれくらい安全かを初めて定めたのだけれど、彼の基準は今よりかなりゆるくて、5秒ではなく12時間だったとか。
ジリアン・クラークの研究の結果はというと、
・70パーセントの女性と56パーセントの男性が5秒ルールを知っている。そしてそのほとんどが落ちた食べ物を食べるかどうかの決定に使っている。
・大学の床は微生物学的にはかなり清潔である。
・女性は男性よりも床に落ちた食べ物を拾って食べる傾向がある。
・クッキーやキャンディーは、カリフラワーやブロッコリーよりも拾って食べられやすい。
・微生物によって汚染された床に食べ物を落とした場合、食べ物は5秒たたないうちに汚染される。

僕の地域では「読冊日記」と同様3秒ルールでした。これも地域差があるんでしょうか。世界的に通用するものなんでしょうか?