正当な対価を払うということ

 安心も安全も安くない。
 何度も書いてきたことだけれど、何かを安く手に入れるという背景には、正当な対価を受け取っていない誰かが存在するのだ。そこにしっかり目を向けなくてはいけない。
 中国製が悪いとか、病院が悪いとか言って短絡的に切り捨てる前に、よくよく考えるべきことがある。
http://d.hatena.ne.jp/zaw/20070610#p1

 良い物をより安く買う、ってのは一見良いことずくめのように見えるけれども。

 本当に良いと思う物には、正当な対価を支払って然るべきなのだ。大手資本が薄利多売をやることで、個人生産者や労働者に正当な対価が巡らない。その結果、消費者は貧しくなり、より「安い」物を求めるという悪循環。

 あるいは、充分な予算を用いず、貴重な人材を使い捨て続けることで、利益はうまないかも知れないけれど、しかし社会に絶対必要なことを破壊してしまうという愚行。

 みんな騙されてるんだ。

http://d.hatena.ne.jp/zaw/20070305#p1

 コンビニエンスストアに代表される24時間営業店舗の普及は、一見、生活を便利にし、豊かにしました。少なくとも、大多数の国民はそれを微塵も疑わず、嬉々としてその恩恵を受けているのです。しかし、それは本当に便利で豊かな生活なのでしょうか?