「酒飲み県第5位」-0116-

 飲んだ次の日にはまた学校の駐車場の交渉と確認と電話の応対と掲示に追われ、夜8時から朝7時まで延々とリハーサルされた弓道大会主将会議。答えの出ない議論続きでたまるストレスが、何故か気付くとネットに向かわせる。それでいて、途中まで書いた日記を消してしまったりして。

 例年20分で済む会議が、膨大な資料を元に延々4時間行われるも、なんとかまとまる。主将を引退して安心しきっていた頃にやってくる大会委員長という重圧。どうにか5年生の権威を保って偉そうに椅子に座って、弱みをみせまいとすることのなんと辛いことか。

 ポリクリ(病院実習)を明日に控え、薄れ行く知識をどうすることもできないまま、酒でストレスを飲み込む。しゃべりすぎて喉が痛い。たかだか2合の日本酒では酔うこともかなわんが、適正飲酒は一日2合までだと公衆衛生学で学んだ気もする。

 筑波大のグループが、日本人の中でも、遺伝的にアルコールが飲める家系と飲めない家系があるということを発表した。それによると、東北と九州にはアルコール分解能に優れた家系、すなわち大酒家が多いという。そういえば、うちの部一、酒を飲ませたくないあいつは、遺伝的にアルコールの飲めない県1位に輝く三重県出身だった。数少ない三重の血筋を持つ知り合いに、酒飲みは確かにいない。九州のほうで、酒の弱い奴は知っているが。ところで、私の血筋は、飲める県5位らしい。確かに家の家族や親戚には酒飲みが多い。

 そんなわけで、結局ジベル薔薇色な知識しかないまま、一発目は皮膚科から。