自分の都合の悪いような話になったり、自分のキャパシティを超える何かが流れ込んだりするたびに、声を荒げたりする父親を疎ましく思いながら育ったくせに、結局僕も疲れてきたりすると、機嫌が相当に悪くなるのに気付いて自己嫌悪を感じる。
昨日朝8:30から当直業務。9時頃に救急外来に呼ばれて、そのままほとんど外来を離れられないまま夜まで働き通して、消灯間近にやっと病棟の様子をみにいって、そこでいくつか指示を出したりする。
ようやく今日の朝8:30を迎えて、急いで当直PHS&ポケベルを事務に返しに行くものの、僕は明日の朝8:30まで外科のオンコール当番。病棟の回診が中途半端なまま、他科からいろいろコンサルトを受け、何人か入院させ、午後からは緊急手術。空腹と疲労に相当散漫になった注意力。
あとから考えると、自分でも理解できないような見落としとか勘違いというのがやっぱり多い。それが怖いから、なるべく患者さんは複数の目でみるようにする。上級医へどんどんコンサルトするけれど、はじめからそれを前提にして、自分ではちゃんとみないと言うのでは話にならない。
いろいろと仕事や問題が山積みになっていくのに追いつかなくなってくると、事務や看護師からのコールなどにもイライラし始めて、ちょっと変なことをされると、つい辛く返してしまう。
人間としても、医者としても、まだまだ相当に精進が必要だ。
暗くなってからやっと帰宅。何も起こらないことを祈って、自宅でオンコール待機。
明日の朝8:30からは、もちろん、また、通常業務。