Nature medicine論文捏造まとめ

阪大グループ、捏造データで論文発表 米医学誌に
http://www.asahi.com/edu/news/OSK200505190020.html
「提出急がされた」と学生が申立書 阪大論文データ捏造
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200505280216.html
執筆学生が研究室に600万円を寄付 阪大論文捏造問題
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200506040007.html
Nature medicineという一流誌に掲載された論文の実験データが捏造されたものとわかり、論文取り下げされることになった、という一連の事件。実際の論文はまだmedlineで引けるようです。
Enhanced insulin sensitivity, energy expenditure and thermogenesis in adipose-specific Pten suppression in mice. Nat Med. 2004 Nov;10(11):1208-15.
…なんだかなあ。
僕も現在、大学院生という立場にいて、インパクトファクターの高い雑誌に論文を載せることが必要十分の評価基準にされるような世界にいるわけなんですけれど。
いろいろ違和感を感じる世界ですが、まあ、最終的に自らのぞんで大学院に入ったわけですから、頑張りますよ。
一般の方々には、この「一流誌に論文が載る」っていうことの意味がわかりにくいと思いますが、例えばとりあえず、僕の場合は、Nature medicineなんかに論文載ったらすぐ卒業させてくれそうです。さらにcellとかそういった一流の雑誌に論文いくつか載せれば、どこかの教授戦に出られます。
そういう不思議な世界。