Book Baton

ミクシィでバトンを頂きました。せっかくなので、はてなにも。

1.持っている本の冊数

数えたことないのでわかりません。実家にも大量の本を所有しています。最近は引っ越しが多いので、何度か、もうこれは読まないだろうなと思った本をブックオフに売りにいったことがありますが、その度にかなしい思いをしています。これは、買い取り額が安いから、という単純な理由だけではない気がします。一度しか読まないような本でも、新品で購入して所有するのが好きみたいで、みなそれぞれにそれなりに愛着があるので、置き場所に困らない限り、手放したくないのだと思います。小説、童話、漫画に加え、医学書などを含めると、おそらく千や二千冊はあるのではないかと思います。

2.今読みかけの本or読もうと思っている本

ビタミンF (新潮文庫)

ビタミンF (新潮文庫)

当直中にでも読もうと思って、大学生協で目についた文庫を適当に何冊か買ったうちの一冊。実際、当直先で数編読みましたが、元気をもらうというよりは、少し元気を奪われました。これは、僕が今まさに中年ではなくて、近い将来にその中年期に突入するから、だと思います。

分子生物学イラストレイテッド

分子生物学イラストレイテッド

大学の基礎医学の授業をろくに聴かないまま今に至るわけです。恐ろしくも、そんな状態で、最先端の研究を求められる大学院生という立場にいるわけですが、とりあえず、もう一回基礎的なことを通読しておこうかと思っています。

3.最後に買った本

ビタミンF (新潮文庫)

ビタミンF (新潮文庫)

ジョッキー (集英社文庫)

ジョッキー (集英社文庫)

解剖学個人授業 (新潮文庫)

解剖学個人授業 (新潮文庫)

前述のごとく、当直先ででも読もうかと、大学生協でつい最近まとめ買いした文庫たちです。

4.特別な思い入れがある本(5冊まで)

ウィーツィ・バット―ウィーツィ・バットブックス〈1〉 (創元コンテンポラリ)

ウィーツィ・バット―ウィーツィ・バットブックス〈1〉 (創元コンテンポラリ)

シリーズ化されているので、厳密に言うとこれだけで5冊あります。言葉で説明するのが非常に難しいのですが、独特の世界観にすぐ取り込まれました。読後、その世界から容易に抜け出せなかった希有な一冊。リズミカルな文章が、優しく愛と夢を描き、そのリズムを崩さぬまま、厳しさもきちんと描いています。

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

アル中小説の頂点です。同じ中島らもの作品では、例えば「ガダラの豚」は文句なしに面白いし、美しいと思うのですが、らもさんのもう少し素直な心の叫びが聞こえるのは、こちらの作品ではないかと思います。

ジャックと豆の木
なぜこの絵本が好きだったのかはよくわかりませんが、幼少期に文字通りすり切れるくらい読んだ本です。3歳か4歳くらいのとき、旭川から札幌へ引っ越すときに荷造りの中にこの本を入れてしまったために、何日かこの本が読めなかったことが耐えられなくて、マンションの隣の部屋で絵本を借りてきたことを覚えています。前世で何かあったのか、雲の上への憧れがあったのか、善悪を超越した何かに惹かれたのか、一攫千金を夢見たのか、その中毒的な嗜好のルーツはいまだ不明です。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

村上春樹作品の中でも、特に好きな一冊。その世界観に取り込まれていきます。

お医者のタマゴクラブ

お医者のタマゴクラブ

手前味噌で大変恐縮ですが、やはり自分で出版した本ですからそれは相当な思い入れがあります。今読み返すと、校正しきれなかった部分や、あまり正確ではない記述など、気になる点もあります。しかし、それをこえて、医者になってしまった今では感じられないようなことを、素直に表現したまま、本におさめることができた、というのは、僕にとって非常に重要な点でした。あとがきに記した通りです。

5.次にわたす人

例によってバトンは抱え込みます。