ノーベル生理学・医学賞、ピロリ菌発見した豪の2氏に

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051003it11.htm

 スウェーデンカロリンスカ研究所は3日、2005年のノーベル生理学・医学賞をオーストラリアの西オーストラリア大のバリー・J・マーシャル教授(54)と同国のJ・ロビン・ウォーレン医師(68)に授与すると発表した。
 授賞理由は「ヘリコバクター・ピロリ菌の発見と胃炎、胃・十二指腸かいようにおける役割の解明」。賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億4600万円)は2人で分ける。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。

いまやピロリ菌の存在は常識ですが、かつては病理標本の中のそれを「ゴミ」くらいにしか思ってなかったんですよね。胃酸の中に細菌が存在するわけがない、と。思いこみってのは危険だってことと、自分の目でちゃんとみることが大切だということを強く呼びかける受賞でした。