外科学会・小松秀樹先生

 4/11〜13まで大阪で行われた第107回外科学会総会の中で、その著書「医療崩壊」で有名な小松秀樹先生の特別講演がありました。
 小松先生の論点が「医療崩壊」の中にすでに必要十分に述べられていることもあり、講演の中で特別新しいことをお話しになるということがなかったのは残念ですが、「外科学会」という外科最大の学会で、この問題を真っ直ぐ取り上げたということは記憶にとどめるべきことだと思います。外科医の総意とは言えないにしても、医療訴訟などに関する諸問題が、外科医のある程度の共通認識としてとらえられ、アピールされたということだと思います。
 22ページの冊子が配布され、ほとんどその資料の内容に沿ってご講演されました。予備を何部かもらってきましたので、もし興味のある方がおられましたら差し上げます。(といってもキリが無いので、もともと僕とある程度の接点がある方に限らせてください。メールをいただければお返事します。)

医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か

医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か

 なお、外科学会会員に対する、労働状況や給与についての無作為アンケートの結果ももらってきました。マスコミに歪んでとりあげられそうな気もしますが…。
 小松先生のご講演、アンケートの結果についてなど、後日もう少し詳しく書くかも知れません。とりあえず、学会から帰ってきたその足で、2日連続日勤・当直という旅の途中ですので、今日のところはこの辺で。