僕の求める機能は2014年頃にほぼ出揃っていたのかも知れない

 iPhone SE(第2世代)を購入しました。海外勤務に出る直前の2014年にsimフリーiPhone5sApple storeで購入してずっと使っていたのですが、その間、スマートフォンは僕の望まない大型化の流れに一気に進んでしまい、新しく買いたいものがないまま今に至りました。SE(第1世代)が出たときに買い換えようとも思いましたが、その頃は5sが特に問題無く動いていたので敢えて買い換えずにいたものの、気づけば小型iPhoneどころかホームボタンまで消えて、ますます買い換えるタイミングがわからなくなってしまいました。本当は片手にすっぽり収まる4インチ端末が欲しかったのですが、まあそれは望みが薄いとも思い、迷わずポチりました。
 ちなみに、気づけば初めての契約をしてから二十数年たっているdocomoで、現在契約している端末はN-01Eというガラケーですが、これはとうとう修理受付も終了となりました。まあそもそもiモード端末はサービス終了が告知されています。2026年3月まではサービス継続ということが分かったので、壊れない限りはこのまま維持しようかと思ってます。
 なお、iPhoneは(日本にいる間は)格安simで運用、海外では現地simを使ってメイン端末として使用しており、ガラケーは日本の電話番号を維持するための手段として持っています。Apple Payとか騒ぐまでもなくはるか以前より「おサイフケータイ」という安定したサービスがあり、黎明期からのヘビーユーザーだったので、このガラケーには各種決済手段を設定していて、少し前まではその機能をフルに活かしていたのですが、続々とサービスが終了またはサービス終了告知されているのが現状です。正確にいうと、現金チャージや決済は引き続き使えるのですが、ネットを介したサービスが停止されて行き、おサイフケータイとしてのメリットがほぼ無くなってしまっている状態です。モバイルSuicaも先日終了したために、今回、ようやくApple Pay対応端末に移行するのにあたり(同じViewカードを新たなモバイルSuicaに紐付けするためには、旧Suicaをそのまま放置はできないという仕様のため、放置というわけにもいかず)、旧SuicaはWeb経由で退会という方法しかとれませんでした。サーバ退避の状態をどれくらいの期間保留できるのか調べてもよくわからず、流石に発売日も決定されていない噂レベルのiPhone SE2の発売を踏まえたサーバ退避(機種変更の事前手続き)は当時できなかったので。モバイルnanacoがかろうじてあと数ヶ月は使えますが、ガラケーはほぼ番号維持のためだけの端末になってしまっています。
 OSがアンドロイドの「ガラホ」というのがあるのは知っていて、これでおサイフケータイフルサービス使えるなら機種変更の第一選択肢になるのですが、この機能が制限付きという中途半端さ故断念。アンドロイドのスマホおサイフケータイだけのために買うのも気分が乗らず、そもそも機種変更をしてしまうと現行の安い料金プランが使えなくなってしまうことを考えると、2026年まではこのままかな、という気がしています。
 ちなみにMac Book AirはMid2012の11インチ、全部載せを未だに使ってます。先日新型Air出ましたが、13インチのみで、本当に僕が欲しい11インチの後継機は今後も望み薄なのは4インチiPhone同様なのでしょう。小さな端末というニーズは結構あると思うんですけれども。
 というわけで、僕が欲しいと思うような電子機器は、2014年頃までにほぼ完結しちゃってた気がする、という独り言です。懐古主義だと言われてしまうとそうなのかも知れませんが、もちろん情報通信技術にもう進歩はいらない、ということではありません。今は想像もつかないけれども、未来では当たり前になっているようなことがあるのだろうとは思います。一方で、初めて携帯電話やパソコンに触れた時に「あれができたらいいのに」と空想し希求した部分についてはほぼ実現してしまっている部分もあって、むしろ古い規格の方が安定もしていたのに、ということも少なく無くて、僕個人的には2014年頃の電子機器とその周辺サービスが心地よかった、というだけの話です。