ヒルトンホテル

 先日前振りだけで終わってしまった話の本題。
http://d.hatena.ne.jp/zaw/20090119#p1
 ほぼ個人的な覚え書きですが、同じようなことでとまどう方もいらっしゃるかも知れませんので。
 ヒルトンのオンラインシステムは、アメリカが管理しているものと、各国が管理しているものがあるらしく、それらは基本的に同期していません(一部同期しているような雰囲気もあってより分かりにくい)。HHonorsの会員情報や、マイル加算先その他、ネット上で更新するためには、少なくともアメリカのサイト各国のサイトの双方からログインして別々に更新する必要がありそうです。日本のヒルトンにこのあたりのことを質問しても、いままであんまりはっきりした返事はきけていませんが、あくまで日本のヒルトンは、日本だけの会社であって、それがヒルトンというチェーンに参加しているような状態であり、システムも別のものを使っているということらしいです。マイレージの加算先など、確実にしたい場合は、宿泊時にしっかり確認する必要がありそうです。おそらく、各国のヒルトンホテルも日本と同じような状況だと思います。
 会員ランクなども、必ずしもチェックイン時に正確に確認してもらえません。HHonorsの会員カードを提示してチェックインする方が間違いが防げるでしょう。 三井住友VISAカードが、ヒルトンHオナーズVISAカードというクレジットカードを発行しており、このゴールドもしくはシルバーを所持することにより、滞在履歴に関わらず、HHonorsのゴールドもしくはシルバーのステータスを取得できるのですが、かといって、日本においても、チェックインでクレジットカードのみを提示してチェックインした場合でも、会員ランクを間違われる場合があります。会員としては、会員ランクと連動したクレジットカードを持っているのだから、当然分かるだろうと思うところですが、あんまり伝わりません。チェックインの時に使っている端末が、おそらくグローバルなシステムと連動しているわけではないようなので、会員ランクが同期されていないこともままあります。日本ですらそうなので、海外のヒルトンホテルを利用する際も、基本的には会員カードを持参した方が良いだろうと思います。
 ポイント加算やマイル加算など、結構間違われます。ボーナスポイントなどは結構な頻度で忘れられます。このあたりもシステム連動の不備なのかなと思ってます。カスタマーサービスの反応も今ひとつであることが多いですが、主張すべきは主張しておいた方が良いでしょう。
 僕はヒルトンホテルには年にせいぜい1〜2度ほど宿泊する程度なのですが、前述のVISAカードを持っていることで、HHonorsゴールドを維持しています。ネットから一番安いプランで予約しても、ほぼアップグレードされ、ラウンジでのお酒のサービスや無料の朝食を利用すれば、カードの年会費分くらいはすぐペイできます(ちなみに、二つの年会費割引を組み合わせると、ヒルトンHオナーズVISAゴールドカードの年会費は7,350円)。もちろん、もっと安いホテルはいくらでもあるのですが、ある程度はお金を使ってそれなりのサービスを受けるという目的において、HHonorsゴールドは非常に役に立っています。初めての国や治安が心配な場合など、ヒルトンというブランドにそれなりの安心も感じることができるので、他のホテルなども検討した上で、HHonorsゴールドの恩恵が大きい場合は積極的に選んでいます。
 ただ、前述のように、サービスにムラがあったり、カスタマーサービスにイライラさせられることも無いではありません。ただ、これはヒルトンに限った話ではなくて、外資全般に少なからず感じていることでもあります。世界基準からすると、日本の会社というのが丁寧過ぎるのかも知れません。丁寧なのが悪いとは言いませんけれども、欧米人からすると、日本の丁寧すぎるサービスは「卑屈で使用人のようだ」ととらわれることもあると言いますね。
 このカードは完全にヒルトンの会員ランク維持のためだけのカードなので、今後ヒルトンを使うかどうか考えつつ、持ち続けるか決めたいと思います。こうして何かのサービスに特化したカードを取得していくと、簡単に10枚超えちゃうんですよね。
 ま、極端なマイル厨とかポイント厨というわけではないので、とにかくカードが使える場所では全部カードとか、拾えるポイントは全て拾うというほどのこだわりは無いんですが、それなりに意識して、無理なくもらえるものはもらっておきましょうという感覚です。前述のポイントの付け間違いなんかは、ポイントの価値を考えると全然たいしたことはないんですが、性格というかなんというか、あるべきものが無いという状況が、その価値の大小に関わらず非常に気になるんですよね。そういうのは臆せずに指摘するタイプです。もちろん別段強く責めたりはしません。ただ間違いを指摘するだけです。間違うこと自体はどうしたって起こることであって、必要以上に強く責められるべきことでは無いと思うからです。でも、指摘した後の対応って大きな差が出ますし、そういうつまらないことで評価って決まってくるんだと思います。