朝晩凍えずに済むのはよいことです

 当地もだいぶ春っぽくなってきたので、朝晩凍えることもなくなってきました。日中しっかり日が出ていると暑いくらいのことも。寒いと布団に包まって凍えているだけでどうにも活動性が低下するので、凍えず生活できるような季節がやってくるのはよいことです。例の感染症は世界的に全く落ち着かないので、よい季節を迎えてあちこち飛び出していくのにはまだまだ制限があるのはかなしいことですけれども。
 外国人にも順番が回ってきたので、先月頭にファイザー/ビオンテックワクチンの1回目を接種しました。当地では恐らく1回めの接種を優先するという観点からだと思いますが、2回目の接種が標準の3週後ではなく、6週後となっているので、次回接種はもう少し先です。ワクチンが全てを解決するというわけにはいかなそうな雰囲気ですが、今できることで最も有効な対策はワクチンであることは確かだと思いますので、早く広く行き渡るといいですね。身近な医師の中にも反科学、偽医学方面へ突っ走っていってしまわれた方がいて、そのあたりは相当に複雑な気持ちです。
 TwitterなどのSNS界隈は相変わらず騒がしいですが、自由に使えるネットの世界は、どうしたって訳の分からない情報がたくさん流れてくるところというのが本質で、ここで「正しい知識」だけ拾い上げるのは困難です。そうは言っても偽医学は人を殺すので、正義感で闘いに行く気持ちは分からなくもありません。しかしながら、ヒートアップしすぎて「偽医学」的な発言に過剰に攻撃的になりすぎてしまうと、啓蒙という意味では逆効果になってる場面が少なくないというのは何度も言ってるとおりです。野放しにするのがいいとも言いませんが、わりと不毛な闘いになっているような気がするこの頃です。
 きっと「正しい」んだろうけどどうしても「好き」では無いことなんて世の中にいっぱいありますよね。避けて通れないものなら嫌いでも甘んじて受け止めようとは思います。でも「嫌い」なのにその正しさを過剰に押し付けられると僕も逃げたくなります。