11:15p.m.「日記、漢字」-0008-

 起きたら喉が痛い。もう、今日はずっと浅田飴舐めてる。今日は休日だが、一応夕方六時から明日のライブの練習がはいっていたため、遠出はせず、せっかくなので、たまっていた雑務をこなす。雑務というくらいだからたいしたことじゃない。実は今日の練習にはギターとピアノがいなかった。バッキングがいないので、練習は一時間半で切り上げた。

 思えば、いままで日記なんか付けたことがなかった。これはいい機会なので、なるべく頻繁に更新するようにしたい。しかし、本当に筆をとらない毎日だ。たまのテストで一気に字を書くと、手がつってしまう。レポートもタイプ字が好まれるし、私個人的にも、肉筆よりもキーボードを叩くほうが楽なので始末におえない。そんなわけで、ワープロ馬鹿である。もう、だいぶ前に流行った言葉だが、高校を卒業してしばらくたった今、その言葉の恐ろしさを知った。

 大学なんて、漢字を書かない生活が可能なんだよね。もう、医学生は細胞とか書くのが面倒くさくて、「上皮cell」とかいう風に書くのだ。動脈は「a.」静脈は「v.」とか…ホントに面倒な漢字は避けてるよなあ…。まあ、辞書はパソコンの横に置いておくことにしている。漢字くらいはちゃんと調べてる、っていうのも、調べなきゃわかんなくなっちゃってるってことでもあるが。

 ところで、医学用語も医療っていう現場の「ギョーカイ用語」の一つだ。「いやあ、肺にメタっちゃってさあ」(メタる=metastasis:転移する)とかいろいろあるらしいが、我々が医学用語を叫ぶのは、主に麻雀の時である。最近「この牌が著効する」とかいうのが某人物たちのお気に入りらしいのだが、恥ずかしいからやめてくれ。「アショフ!」にいたっては、もう元の意味(アショフ小体:急性のリウマチ熱でみられる様々な部位に散在する局所の炎症性病変)なんて完全に無視して擬音として使われてる。偉そうに括弧の中に解説書いてたりするけど、実は今調べてたりする。テストを受けたときは知っていたはずなのだが…むう。