4:00a.m.「麻雀してイブになる、祝日のあり方とか厚生省とか」-0038-

 クリスマス・イブ。麻雀してたらいつのまにかイブ。医学生の日記といえども、冬休みには医学ネタで日記を綴ることもあまりないことだろう。麻雀でぼろ負けして迎えるクリスマス・イブ。でも、ほんとのところ、こんな時間にイブとか言ってるのはさっきセブンイレブンにローストチキンを搬入していた業者くらいなもんだね。みんな寝てるって、まだ。

 天皇誕生日が12/23という微妙な一日を祝日にしている。ホントに微妙な日だよね。ちなみに私のバースデーは昭和天皇の誕生日の前の日だ。なんか今はみどりの日とかいってるけどね。この国民の祝日というやつだが、例えば私の誕生日を盛大に祝うとしたら、その日の夜祝うとして、夜通し飲むとするでしょ。そうすると、当日休みであることよりも、次の日が休みであることが重要なのだ。国民を挙げて私を祝うために、みどりの日が存在するといっても過言ではないだろう。…とか書くと、俺が本気でこんなこと考えてると思われるんだよな…念のために言うと、本気だよ。

 世間ではクリスマスクリスマス、きっとweb日記もクリスマスクリスマスクリスマス言うことだろう。もう今日の分の日記は午前四時にして書いてしまったので、今日のこれからの俺は謎のままである。そんなわけで、昨日までの俺について。

 22日の朝から日をまたいで、「百八射会」に参加した。これは、煩悩の数だけ弓を引き、綺麗な体になって、来年はまた新たな煩悩を抱こうという崇高な行事なのだ。煩悩もちゃんと的を射抜くんだね。ちなみに3年前の百八射会は23日から24日にかけて行われたため、この日記を書いているのと同じ様な時間に帰宅したことはいまだにはっきりと覚えている。なお、3年前の25日はいくつかの再試があり、私は運良く再試は受けなくて済んだのだが、再試をくらった人々は、イブの日は勉強だったのだ。そういえば、夜半には雪も降り出した覚えがある…曖昧な記憶だが。

 12月のこの時期はあんまり好きじゃない。というか、冬が嫌いだ、寒いから。寒さは暑さ以上に行動を制限するから嫌いだ。スキーという偉大なスポーツがなかったら冬眠も検討するに違いない。年度が3月で終わりなくせに、一年は12月で終わりやがるし、もう、この中途半端さが嫌い。そういえば、3月もあんまり好きじゃない。でも、4月が好きというのは、生まれた月だからなのだろうか?

 後期テスト用の資料が続々発行されている。もう、千枚は軽く超えているはず。また懲りずに、半期分を2週間くらいで勉強するんだよね、きっと。大学に来てみて、高校時代に身につけてよかったと思える特技は「一夜漬け」。こつこつ勉強も大切なのだろうが、直前に出まくる情報や過去問に対応する技術は「一夜漬け」のスキルだね。…医者ってみんなこんなの?? もう、絶対病気にはなれないね。同級生に診てもらうのは勇気がいるね。

 お医者さんはみんな職人さんなので、親方の元で修行する。親方の指示がちょっと複雑なので、その内容はあらかじめ勉強するわけだ。…つまり、卒業したての医者なんて、つかいものにならないわけだ。そこに、「卒後研修義務化」を迫る厚生省。研修を義務化すること自体はかまわないと思うのだが、身分、賃金の保障とか、現場の意見とかをもっと考えて欲しいよなあ…今のままで義務化するのは反対なのだ。