「今日という日が続けば」-0144-

 素晴らしく幸せな気持ちで眠りにつく。異様に寝苦しいと思ったら、なんと30度を超える真夏日。何も予定のない久々の休日。

 ニルヴァーナのスリーピース、「HP works」では、後輩に、「なんか変な音出てましたよね」と言われたコーラス、というか叫びを本番にして初めて入れてみる。林檎バンド「躁鬱パンタロン」も楽しかった。リフをしくじったのでまた絶対演りたいのです。MCで、一言もバンド名を言ってないあたりもいかにもな感じではあるが、シェリル・クロウの「くるぶし地獄」に至ると、もはやなんだか分からない。1年生とかは、綺麗なバンド名を付けようとしているのに、上に行くほどわけがわからないです。

 そう言えば、かつて「1年B」っていうバンドもありました。練習予定表に、最初「1年B」と書いたことから、そのまま使い続けたというやつなんですが、実は、本来のメンバーの数人が様々な理由でドタキャンし、全く別の構成員になったという経歴もある、由緒正しいバンドです。去年ゲリラ的にラストステージを踏んでいましたが。いま同級生のギタリストだけが最初の1年B。なお、1年Aは「とぅるーぷ」というtrfのバンドだったはずですが、それも伝説としてのみ残っています。

 いままで適当な個人名とかでバンド名のかわりにしていることが多かったのですが、今回、きちんとバンド名を付けてプログラムを刷るというお達しが出て、妙なネーミングの嵐となったわけですよ。夕方4時から延々9時前までライブ、その後は4時頃まで打ち上げでしたが、林檎のキーボードを頼んだ女の子が「もう、今日という日が終わって欲しくない。明日からはテニスだけの生活だ」とか言ってました。一緒にバンド活動してくれて、ホントにありがとう。こちらこそ、この時が永遠に続いてくれればいいのにと思いますよ。っていうか、学生辞めたくないよ、ホントに、全く。睡眠時間がを毎日4時間にしてでも、ポリクリ終わった夜にバンド練、失いたくないです。

 バンドの仲間たちは、ある意味僕にとっては恋人のようなもので、だらだらと一緒の時間を過ごしたり、音あわせをしている時間って、かけがえがないものです。高校の時にバンドとかやっていたわけではない僕にとって、いまこういったことが無茶苦茶楽しいっていうのは、楽器を始めたばかりのティーンに通ずるものもあるのかも知れません。必死にコーラスを入れてる姿と、林檎の「丸の内サディスティック」のイントロのフットステップを刻む姿と、マラカスを振る姿を、また不覚にも年下に可愛いとか言われた23歳。打ち上げに来ていた軽音OB、実は麻酔科のドクターで、毎日顔を合わせていたのですが、改めて挨拶しときました、とりあえず。