「ユミレンジャー」-0158-

 終日フリーな一日ってのがないと、それなりに疲れます。去年までは、講義すべてをさぼるという方法で、いくらでもフリーな時間をつくっていたのです。講義はあくまでも講義だから、あとからどうにでもなります。教科書を読んで、自分で学べばすむことです。まあ、講義に出ないことに関しては、教授の側からも意見は様々で、出席をとらずとも、朝からみんなが集う講義があることを知ろうともしないで、出席をとっても集まりの悪い講義で、教官が、二言目には、「今の学生はろくに講義にも来ない」とぷりぷり怒っているのです。面白い講義、魅力的な講義には、それなりに人は集まり、出席点を放棄してでも、行く気にならない講義には、学生の正直な対応と現実が待っています。別にたださぼってるわけじゃないしね。たださぼってる事もあります、ホントは。そこらへん、学生ですから。ただ、実習はなかなか休み難きものです。1年間も実習だけ回ると、そのうち抜け穴のようなものも見つけますけどね。

 土曜日も、朝にきちんと起きて弓道場へ行き、弓をひきました。今日の対抗戦の前の最後の部活で、幹部を終えてから、ポリクリの時間の長さもともなって、足の遠のいていた部活に、ここしばらくはひたすら出ています。隣の県から医学部と看護短大生がやって来て、楽しい射会なのですが、伝統的に、前夜は飲み会です。一昨年、同じ場所でコンパでは、二次会の会場へたどり着く頃にはへべれけで、トイレで激しく吐いた後、店の前の川沿いの歩道で怪しい生き物になってのたうちまわりながら、どうにか後輩に携帯電話を渡して、同級生をよんでもらい、家まで送って貰って、次の日はくらくらする頭でどうにか試合会場の設営をし、頑張って弓をひいたのです。恐るべきやかん酒。

 一次会で1年生たちがやった芸は「弓道戦隊ユミレンジャー」で、去年に続き、第二話。主題歌が無いのを寂しく思った俺とその他6年生2人は、土曜の午後、突発的に主題歌作成にとりかかり、下級生には内緒でテープを作成して会場へ持ち込みました。秘密戦隊ゴレンジャーのCDがレンタルビデオ屋にあったので、その上から、無理矢理替え歌を重ねて録音したのです。そんなバカなことを無茶苦茶楽しんで、その謎のハイテンションのままコンパへ突入。

 ああ、そうか。別に週末休んでないから疲れがとれないわけじゃなくて、週末はしゃぎすぎるから、疲れがどんどんたまっていくのですな。試合は無事終わり、魚食ったりアイス食ったりしたし、もう寝ます。