枕詞付き試験情報」-0369-

 人並みに謹賀新世紀だとか何とか浮かれていると、ホラ、もう目前に試験が迫っているじゃないですか。

 そもそもなんだか納得行かない日程なのでした。10月には学生生活最後の講義も終わり、怒濤のように卒業試験に突入し、クリスマスを挟んでまで試験を受け続け、やっと終わったと思っていたら、新世紀早々に、そういえば内科統一試験の2回目とかいうのがあるんですよ。また膨大な範囲ですが、なんでこれが単独でこんな時期にあるのでしょうか。これさえなければ、学生生活は20世紀中に片が付いたというのに、こんな爆弾があるために、新世紀のスタートという気持ちにはなれないのですよ。寧ろ僕らは今、収束に向かっているわけですから。

 実は、今日が試験前最後のウィークデイだったりするために、試験直前情報のメールが、「明けましておめでとうございます」という枕詞付きで大量にやって来るのでした。そうか、もう試験直前だったのですね。年末年始とかいう奴にすっかりだまされていました。

 最終試験というのはやっぱり感慨深いのでしょうか。今、学生生活最後の講義のことを思い出してみようとしたのですが、その内容どころか、果たしてその講義に出席していたかどうかさえはっきりしないのでした。どうでもいいことは忘れないくせに、肝腎なことは記憶の隅に追いやるので、とりあえず、内科の勉強は真剣にやったほうがよさそうです。