「整理整頓」-0557-

 物が捨てられない、といいながら、物の整理を考えることもよくあります。特にほぼ毎年引っ越しし続ける現状で、やたらと増え続ける物に対して、しかるべき処置を考えないとどうにもなりません。

 目下問題なのは、本、楽器、バイク、CDといったところ。本に関しては、一度大学卒業の時に、もう読まないと思った流行本の類をブックオフに持っていってかなり安い値段で処分したときの哀しさをいつでも思い出すので、もう売りたくないし、もちろん捨てたくないです。本当は、書庫とかつくりたいのだけど、流浪の身故なかなか難しいです。実家においておくというのも、あまり現実的でないのです。

 ただ、所属している学会から自動的に送り続けられる「日本外科学会雑誌」、「日本消化器外科学会雑誌」、「日本消化器病学会雑誌」、「日本癌治療学会雑誌」、「日本肺癌学会雑誌」、「日本臨床外科学会雑誌」、「日本肝胆膵外科学会雑誌」に関しては、後で必要な論文など出てきたら、図書館か医局か、あるいはおなじ医局の誰かにきけばなんとかなるので、定期的に処分しています。

 5年分先払いした「日経メディカル」。定期購読し続けている「消化器外科」、「胃と腸」も際限なく増えていくのだけど、これらは今のところ処分がためらわれています。僕の仕事のアカデミックな部分を支える大切なものであるわけだし。学生のときに使っていた教科書や問題集の多くは、後輩にあげてしまいました。僕らもそうして先輩から教科書もらったりしていたもので、そうして、高い専門書代を少しは節約してるのです。

 勢い余って、後に必要なものまであげてしまったりしたので、後で買い直したり、記述が古くなった本の改訂版を買ったり、外科医になってから購入した手術書や、救急処置の手引き書など、とにかくこの3年でバカみたいに本は増えています。すでに本棚には入りきらないのですが、本棚をもう一つ買うのも、引っ越しが大変になるのでためらっています。相変わらず一般的な書籍も買い続けているし、マンガなんかも買ってしまうので、一部屋書庫みたいになってます。

 楽器は今年度は新しいの買いませんでした。でも、すでに我が家は楽器であふれています。愛すべきおもちゃZO-3ベースの他、フレットレスの赤いスティングレイが一本、フレッテッドのヤマハBB2000、レイクランドのオズボーンモデルというエレキベース達の他、ヤマハのサイレントベースと、そのためにあわせて購入した、エデンのベースアンプ。音を出すためだけに持っている小さなアンプ。

 バイクはホンダの黒いCB400SF、バッテリーが仮死状態だったのを充電でごまかしてきたのだけれど、そろそろ限界かも知れないです。寒さに弱い愛車を、今日また修理に出しました。本も楽器もバイクも、実家におくとか、大学近辺においておくとか、処分するとかいうことも考えたのですけど、結局一緒に引っ越すことになりそうです。

 CDは本ほどにはないけれど、200枚くらいはあるんだろうか? 正直持っているCDを正確には把握していません。CDとか、カセットテープとか、ビデオとか、写真とか、そういうものを全てパソコンで管理しようかと考えたこともありましたけど、結局面倒くさくてやってません。

 もうなんかレトリックに「物が捨てられない」って言ってるわけじゃなくて、僕、文字通り「物が捨てられない」んですよ。で、そんだけ物をためるということは、その分お金はためていないってことであり、目下、確定申告による追納分の税金をどこから払うのか思案中。

 友人たちが立ち上げたレーベルがイベントをやるらしいので宣伝しておきます。DAYDREAMER RECORDS presents "温泉ビルヂングス" 3/13(SAT) 22:00〜@TAKASAKI club FLEEZ
http://daydreamerrecords.org/hemispace/index.htm

 あと宣伝するつもりで、すっかり忘れていたのですけど、このサイトがはじまる前から、「お医者のタマゴクラブ」を連載している同人誌のようなものの最新号が3年ぶりに出ています。興味ある方はどうぞ。