ご報告

 ずっと以前から密かに準備していたことですが、ここ数日で事態は急展開し、今、その準備に追われているところです。

 まあ、なんというか、ずっと医療の暗黒面を綴っていながらも、根底で僕は医者であり続けたいと思っていたということです。日本に医者が足りているとも思わないのですけれども、もっと純粋に医療を希求しているような地域で、本当に僕らを望んでくれる地域で働いてみたいと思ったのです。

 日本を飛び出す前にまず国内の僻地や離島があるだろうと言われると、確かに「望んでいる」ということではそうなのかも知れません。しかし、結局、日本の異常な世論の中で医者をやることが非常に怖くなってしまったのです。日本で僻地に医者がいないのは、おそらく、ただ単に仕事が大変だからということだけではないのです。

 別に、海外であれば、適当な医療をやってもいいだろうということではありません。ただ、少なくとも誠心誠意行った治療に対して、刑事罰や民事裁判をふっかけられるという、今の日本で起きているような、非常識なことはないだろうと思うのです。

 調整がつき次第、アフリカ某所で医療行為や公衆衛生指導に携わることになる予定です。

追記(4/2)

 少なくない方が訝しんだ如く、上記エントリはエイプリルフールネタでした。尤も、海外での勤務が決定したということ自体は嘘だったのですが、心情としては嘘とは言えないものです。もっとエイプリルフールらしく、真っ直ぐで害のない嘘をエントリできれば良かったのですが、やや皮肉の強いエントリになってしまいました。

 応援のメッセージを頂いた方々はすみませんでした。しかし、医療が希求される地域で働いてみたいという感情自体は正直なものであり、実際に、興味を持っていろいろ調べたりもしています。今後、本当に海外での勤務が実現した暁には、4/1を避けて改めてご報告させて頂きます。