肩の力を抜いて

 午前中回診、午後は大腸カメラ。仕事自体は平穏に夕方終了したのですが、今日は夜から近隣の医師たちを招いての懇親会のような会があり、それに参加してから帰宅。よく患者さんのご紹介を頂く先生や医局の大先輩にご挨拶などしたのですが、やはりこういうのはひどく気疲れします。先週鍼に行ったばかりなのに、なんだかもう既に頚から肩まわりがガチガチです。そろそろ指圧や鍼に駆け込まないと辛いです。
 人事について、一応医局会では最終決定したはずなのですが、先日大学に行った際に、ある方に非公式になにやら言われたのです。しかし具体的にどうしたいとも言われず、「忘れてくれ」と言われた後何の音沙汰もないので、とりあえずもう一年は今の病院に勤務することになるのだとは思います。「忘れてくれ」と言うのだから素直に忘れればいいのかも知れませんが、僕、基本的に「スルー力」が限りなくゼロに近い人間なのです。
 周囲にはあまり物事に動じないタイプだと思われているようなのですが、自己分析はその真逆で、自分が見たり聞いたりしたことを一々受け止めて咀嚼しないと次へ進めない人間だと思っています。自分で納得して咀嚼することが必要なので、納得できないまま行動に移すことはおろか、そもそも受け流すことがなかなかできません。そういう感情に対処するのに、僕はしばしば、まずはそれを自分の言葉としてまとめて理解し、自分を落ち着かせるという行動をとります。こうやってウェブに言葉をだらだら綴るのも、そうした整理の一環としての意味が大きいのです。忘れろと言われたものの、大学で言われたことがずっと引っ掛かってはいるし、そのせいで仕事中のもろもろに敏感に反応してしまって妙に気疲れして肩も凝るわけですが、少しずつ文字通り肩の力を抜いていければとは思っています。