雑記

 土曜日は午前中回診。午後は呼び出しを気にしつつ、延び放題だった髪を切りにいきました。たまには少し伸ばしてみようかなんて思ってもみたのですが、やはり短いほうが楽。その後自宅で少し本を読んだりしていたのだけれども、なんだかひどく疲労を感じて、夕方浅い眠りについてみたり。金曜日くらいから花粉にやられはじめた感覚もあって、そのせいのだるさというのもあったのだと思います。
 オンコールの日に眠剤をのむのはどうなのか、とは思うのですが、あくまで公的に拘束された待機ではなく、ボランティア待機であること、眠剤をのまないことにはほぼ眠れなくなってしまっていること、そもそも普段のんでいる眠剤がそんなに効くわけでもないということから、最近は割と開き直ってのんでいます。あまり効かないとは言っても、のまないと眠れないし、のめば一応眠りの尻尾を捕まえるのには役にたつ、という程度。だから電話の音などにはすぐに反応します。
 土曜日のオンコールは日曜日の朝6時までということにチームの中で決めているのですが、今回、日曜の朝4時過ぎに呼ばれてしまいました。病院によっては毎日のようにおかしな時間に電話を鳴らされまくり、呼ばれまくっていたのであって、その頃にくらべれば今は天国のようで、今回のようにおかしな時間に呼ばれることはそれほど多くありません。電話にはしっかり反応したものの、さすがに眠剤が入った状態で車の運転をするのはどうかと思ってタクシーを呼びました。じゃあ、眠剤が入った状態で医療行為をしていいのかどうかということになるのですけれども。それがダメと言われてしまえば、僕は時間外の待機一切を拒否するということしかできません。
 日が昇ってから帰宅。津波のニュースを垂れ流しながらうとうとして、昼頃起き出して昼食。しっかり眠れていないのでとてもくたびれてしまい、午後もうとうとして結局ほぼ一日寝潰してしまいました。
 休みに思い切り遊んでおかないと休み明けの一週間が精神的に辛くなるわけで、なんとなく鬱々とした状態で月曜日の出勤。普段は手術日なのだけれども、昨日は手術もなくかなり平和な一日でした。入院はやたら多くて、誰が誰やら混乱してしまったのですけれども。近隣で入院病棟を持った一般内科や消化器内科がまともに機能していないので、消化器症状を訴える病態のよくわからない方々というのも外科に直接やって来ます。そんな地域柄もあってか、外科医はあまり重要視していないと思われる消化器病学会の専門医というのを当地の消化器外科医は結構な割合で取得しております。休日が未消化だったので、夜は少し呑みました。しかし、気象庁が過大な津波予測を謝罪とか意味がわかりません。防災っていうのは過少じゃ絶対に困るわけで、過大なのは已むを得ないのではないかと思います。今後の災害対策のためにも、気象庁は謝罪よりもむしろ、今回避難しなかった人々を怒るくらいのことをしたほうがいいんじゃないかと思ったりしました。
 本日火曜日は午前中病棟の回診。よくわからない転院を受けたり、昨日今日で大量に入院した患者さんたちの指示を出したりしていたら結構忙しかったです。午後から小さめの手術2件。処置などに若干手こずったりしたのもあって、今日は終日なんとなく忙しいような気がして、昨日に比べるとだいぶくたびれました。
 学生たちのライブに混ぜてもらおうとか、バンドの曲の録音をしようとか、楽しげなことをいろいろと夢想していて、そのあたりの算段もかねて大学のジャズ研の部室にちょっと寄ってから帰宅。非日常の楽しみを設定しておかないと、何のために働いているのか、その意味を見失いそうになってしまうのです。