同級生と夕食をとっていると、結構な雪がけっこう降ってきたのでした。天気予報なんて観ていなかったのですが、どうやら予報通りだった模様。
「次の内科、受けなかったらどうなるんだろうね」
と、唐突に同級生が言うのです。
「いやね、雪で転んだとか、風邪引いたとかさ」
学校に行きたくない小中学生がいろいろめぐらす思いと同レベルで。でも、僕らは、さすがに今では、問題がそんなことで回避できるとは思っていないのです。しかも、どちらかというと先送りにするよりは、さっさと片付けたほうが楽なのもよく分かっているのです。
そういえば、僕らが３年生くらいの時、何らかの再試の度に、凄い確率で大雪が降っていたことを思い出します。試験の朝に車が動かせないことに気付いてあせった同級生も多かったことでしょうに、試験は全て、何事もなかったように行われたのでした。４年生の時など、川を氾濫させ、70台以上の車を押し流した台風の時にも、そういえば平然と試験が行われていました。
