外科学会認定医試験

 最近あまりオープンに余計なこと書くとめんどくさいことになりそうだからと、mixiに引っ込んでましたが、たまには近況報告。先日、外科認定医試験を受けてきました。

 なんかあれですよ、あれ。学部生の頃、ポリクリ(病棟実習)で質問されて、よくわかんないのになんかいろいろごちゃごちゃ言ってごまかそうとしてた頃の記憶がよみがえるのでした。

 月曜日の午前中に、ネットで、試験会場である京王プラザホテルを当日予約し、急に頼まれたとある病院の午後の外来をこなしてから準備して、夜になって新宿へ。

 一応、標準外科学(教科書)を持っていってはみたものの、ろくに読みもせず、レストランでご飯食べて、ワイン呑んで就寝。

 試験は口頭試問で、一人ずつ呼ばれていくのです。一応二十分くらいを設定してるらしかったのですが、僕は10分足らずで終了。この短さを好意的にとらえるべきか否か。わざわざ前日から出掛けていって、早々と終了してました。だらだら待つより断然いいんですけど。

 もともとこの認定医試験は、事前に数百枚提出する抄録チェックがほぼすべてで、試験官によって相当ムラのある口頭試問は儀式的なものと考えられていたので、気楽にのぞめるものだったはずなのです。しかし、昨年、抄録チェックは通ったのに、口頭試問で落ちるという離れ業を成し遂げた人がごく身近にいたのと、制度の切り替わりで、今年が最後の試験ということがあるので、若干の緊張をもってのぞみました。

 のっけから、研修医の頃、一例だけ経験し、発表したことのある症例についてきかれてろくに答えられず、出足最悪。手術の一般的知識については、まあ普通に答えられたと思います。細かい解剖の質問には手も足もでませんでした。勉強不足にもほどがあるな。いいのか、こんなんで。もう半年くらい手術に関わってないから、余計いろんなことがふっとんでいます。完全に言い訳ですけど。

 最後の質問では、とりあえずごにょごにょ怪しげな答えを展開していたら、「まあこれは知ってるか知らないかだから。今日はこれを覚えて帰ってください」と言われておしまいでした。まさにポリクリの最後のまとめのようです。さて、どうなんでしょ。認定医試験は今年でなくなるので、落とされると、もう受けられないから受かっておきたいですけど。これを持っていると具体的にどうってのは思い浮かびませんが。

 僕とは違うナンバー外科に入局した同期と久々に会ったので、一緒に昼ビール。そしたら眠くなったので、漫画喫茶で仮眠の後、クイックマッサージ、という相当怠惰なコースを経て、久々の友人と食事。僕の知らない分野の先端のことをいろいろ語ってくれて楽しかったです。

 まだ呑み足らない気分だったので、大学近くの駅に後輩に迎えにきてもらい、そのまま一緒にウイスキーをのみにいって、ペルノーで締めました。酒漬け。呑みすぎ。

 翌日はおとなしく当直してました。あと、当直や酒や研究の合間を縫って、大型二輪教習に通ってます。第一段階終了し、第二段階の一時間を終了。今日も当直の前に行こうと思ったのですが、雨が降っていたのでキャンセルしました。順当に行くと、あと5時間乗って、卒業検定に合格すれば大型二輪免許取得です。なかなか行くヒマがないけど、本格的に寒くなる前に終了したいものです。でかいバイク買うんだ。ウヒヒ。 んで、昨日、今日とまた当直。明日、日曜も夕方まで仕事。

 ここ最近、酒の呑み方と金の使い方がだらしないな。少しは摂生しようと思うんだけど、たぶん当直あけると、また呑みたくなるよな。 真面目なお医者さんたちに怒られそうだ(と、またこうやって余計なことを書く)。