一時帰国した

 年末年始は久しぶりに一時帰国をしていました。お正月を日本で過ごすのは3年ぶり。
 世界のあちこちでロックダウン、国境が閉鎖されまくっている中、予定より1か月半ほど遅れて、臨時便に潜り込んで今の任国にやってきたのが2年半ほど前。海外勤務を始めて以降、年末年始は割と帰国できていたのだけれども、日本の厳しい水際対策とか、不安定なフライト状況などにより、過去2年はアフリカで年を越しました。
 現在は出入国規制はだいぶ緩和されており、ワクチン接種が住んでいればわりといろいろな国へ隔離や検査もなく渡航できるようにはなってきました。まあでも新型コロナウイルス感染が猛威を奮っていた時期の減便や職員解雇の影響を受け、欧州便などは人員が足りなすぎてカオス状態になっていたり、コロナウイルス感染症以前に比べればフライトそのものが減っていること、燃油サーチャージの影響、円安の影響などいろいろあって、以前に比べるとフライトの選択肢も減っているし、価格も高くなりがち。今回、ギリギリになって休暇取得を決定したので、それらに加えてハイシーズン、搭乗間際のチケット手配と、さらに価格を跳ね上げてしまう要素を加え、かなり高めの航空賃を支払うことになりましたが、それでも3年ぶりの日本の年末年始を満喫できたことを思えば、まあよい買い物でした。
 私の親族、特に母方は短命でこの世を去った方々が多く、それを見ているうちに、なんとなく、自分はまずは少なくとも60歳くらいまでは生きたい、というような大雑把な計算をしていて、30歳を過ぎた頃からは人生を折り返したというような意識が芽生え、不惑の年も越えた今は、年に一回の行事などは、人生であと何回体験できるのだろう、などつい数えてしまうようになってしまいました。まあ、あと何年生きるのかは生きてみないとわかりませんが、人生も無限ではなく、チャンスも常にそこにあるわけではないので、やりたいことはできるうちにやっておこう、とは思います。
 任国での生活はまあ今の所平穏ではあるのですが、ここ最近はエネルギー事情が非常に悪化しており、連日長時間停電していたり、治安面でももともと悪い中でさらに悪化傾向があるらしく、それらに注意しながら生活する必要はあります。この国での生活も2年半が経過しており、明確な決まりはないものの、おそらく4年ここで勤務することはないものと思われ、ぼちぼち異動の可能性もでてきます。この地での生活スタートがロックダウン下だったこともあり、行ってみたいところが国内にも周辺国にもまだまだあるので、もちろんきちんと仕事をしつつ、旅行のチャンスも伺っていこうと思います。