モバイルSuica

http://www.jreast.co.jp/mobilesuica/pre/
 FeliCa内蔵携帯電話、いわゆる「おサイフケータイ」対応のサービスとして、1/28に開始される予定のモバイルSuicaを使ってみたかったのですが、ハードルが高いのです。決済がビューカードのみというのが一番の問題です。また、将来的にはモバイルSuicaを利用するために年会費が発生するというのもネックです。もともとビューカードを利用していない人は、余計なクレジットカードを持つ必要が出てしまいます。無論、カード自体にも年会費が発生してしまいます。
 ビューカードのラインナップの中で、年会費無料で持てるものは、「ビュー・スイカ」リボカードか、ビュースイカ新銀行東京カード。前者はリボ払い専用ですが、月額3万円コースに設定し、その額以内で、Suica利用のみの決済とすれば、実質リボ手数料を発生させずに利用できます。後者は、新たな銀行口座を持つのが嫌でなければ、「ビュー・スイカ」カード(年会費500円)と同等の利用ができます。まあ、無料以外のカードで、もっとも安い年会費が500円なので、このサービスにその利用料が見合うと思えばつくってもいいのですが、既存のSuicaに比べてそれほど使い勝手が良いとは思えないこのサービスにカードと、将来的にはモバイルSuica自体の会費を払うのは考え物です。
 僕がモバイルSuicaを使ってみたい理由としては、とにかく財布を極力薄くしたいというのと、Suicaグリーン券が携帯で直接買えるというサービスのみです。湘南新宿ラインのグリーン席、導入された当初はその利用価値にくびをかしげていたのですが、意外に利用頻度が高かったのです。ネックは、グリーン券を購入するのに、ホームを結構移動しなくてはならないことです。グリーン乗車口と離れたところにあることも多いので。
 それで、せっかく対応携帯を持っているので、無料で利用できる範囲で使ってみようと思ったのです。モバイルSuicaサービス自体が有料化されたらちょっと考えますけれど。
 ただ、最初のカード作りの部分で挫折してます。オンラインでビューカードを申し込んだところ、二週間ほどして、佐川急便の不在票が入っていたのです。佐川急便に連絡し、一応転送可能かどうかきいてみると、貴重品扱いで転送不可とのこと。ここまでは予想通り。確実に家にいる日を指定しろといわれても、当直の旅と不規則勤務でそんなのわかりません。時間指定ができるといっても、数時間の幅を持たせて家に拘束されるということも避けたいものです。佐川急便の営業所はちょっと遠いのですが、仕方ないので営業所へとりにいくと告げると、それも不可との返答。JR東日本からの指示だと。不在票が入った時点で住所が実在することは確認できるはずだし、身分証を示して営業所へ受け取りにいくということで、本人確認に支障があるとは思えないのですが、佐川急便に言っても始まらないので、とりあえず保留。翌日JR東日本に電話し、「基本的に自宅に決まった時間に自由意志でいることが不可能なので、自宅以外の場所で受け取れないと、ほぼ受け取りが不可能になるのですが」という話をしたものの、自宅に配送することが認証方法なのでダメだとの一点張りでした。後日佐川急便に荷物の行方を尋ねたところ、JRの指示で既にJRに戻してあるとのことでした。
 他のクレジットカードも、自宅で受け取ったものは今まで一枚もなかったように記憶していますが、転送はダメだとしても、営業所受け取りまで拒否されるってことはなかったのです。どうなんでしょうね。医者に限らず、同じように一人暮らしで忙しい職種の方々は、こういう限定されるとほぼ受け取れなくなりますよね。その後JRからは何にも言ってこないのですが、こちらから問い合わせるのもなんだか癪に障るので放置してあります。そこまで面倒な思いをするくらいなら、既存のSuicaでホームでグリーン券買えばいいやと思いなおしているところです。
 そういえば、昔、引っ越したばかりの勤務地で、ビデオを借りようと思って、住所変更前の免許証と、新旧の住所が入っている住民票を持ってレンタル会員になろうと思ったのに、バイト店員がそれでは作れないと拒否してきたことがありました。このふたつ警察に持っていけば、免許に新しい住所が記入されるわけで、これ以上の公的な身分証はないと思ったのですけれどね。結局、新しい勤務地でしばらく働き、ようやく昼間時間をみつけて警察署で免許に新住所書き入れてもらうまで、ビデオは借りられなかったんですよ。規則だって言われればそれまでなんですが、なんだか釈然としません。クレーマーみたいに思われるのも嫌なので、あんまり食い下がったりもしないのですが。どうなんでしょうか。