雑記

 なんというかあまり変化のない日々。劇的に何かが動くという世代を終えてしまったのかも知れません。まあ、一般的には結婚したり子供を産み育てたりという、人生の四季におけるギラギラした夏から実りの秋へと以降する世代なのかも知れませんけれども。

 年々、人付き合いを広げているようにも見えながら、実のところ自分の好き嫌いがより鮮明となりつつあります。好きな人間以外とのつきあいを極端に避け、また、一人の時間を欲する頻度が増えているように思います。仕事の後、ちょっと買い物に寄ったりするのがたまらなく億劫で、早い時刻に病院を出ても自宅に直行し、かといって何もするでもないような日が、数年前に比べてやたらと増えているのです。酒も以前ほど呑めなくなったし、夜遊びがきつくなってきた、これは年をとってしまったということなんでしょうか。

 世代の近いある友人も言っていたように、休みの日を心待ちにしていながら、休みの日が予定ガチガチで忙しすぎるのも嫌で、かといって予定が何にも無いのも嫌で、実際にはあれほど楽しみにしていた休みを無為に過ごしてしまうことが多いというようなことは、僕も最近頓に感じています。仕事はそこそこ楽しいとは思うけれども、そこにすべてを集中してのし上がってやろうという思いは正直あんまりありません。仕事に誠実であれとは思いますけれども、誠実であることがのし上がることとイコールだとも思いませんし。外科医である以上、一人立ちするためにはもう少し努力が必要そうだけれども、そのためにプライベートがあまりにも犠牲になってしまうならば、メスをおくという選択肢は十分にあるのです。あ、昨年うっかり落ちた某専門医試験、今年は受かりました。認定料数万円払って専門医登録をするという資格商法。今のところ持っていても直接的に何かの役にたつということはありません。

 なんとなくもやもやする毎日。暗い雰囲気の殴り書きで恐縮ですが、昔から僕は頭の中のもやもやを文字の形におこして吐き出すことで気持ちの整理をつけるという習慣があるので、だらだらと書いてみました。最近はtwitterでほぼ満足しちゃってたというのもあるので。twitterも爆発的にユーザーが増えたのが、楽しくもあり、あんまり気楽に呟けなくなっちゃったなというのもあり。ネットの比較的初期からテキスト書いていて、より目立たないところへ、目立たないところへと本音を書く場所を移してきたつもりなんだけれども、気付けばどこも人であふれてくるんですよね。じゃあクローズなところへ書けばいいのかというとそうでもなくて。ある程度誰かの目に触れるところへ書くということが僕の気持ちの整理の上では重要なんだと思います。